青の彷徨



「だけど自然消滅は許せない。そこは意地でも自分から振ってやろうと思う。ほら、よく言うじゃない。こんなに魅力的な私と付き合わなかったこと後で後悔したってセリフ」


これも少女漫画の読みすぎかな。

でも、終わりを告げるときには最高にかわいい私でいたい。


ほら、告白されたシーンが突然すぎたから準備できなかったけれど、ここからはシナリオ立てていこう!



「ねえ、それって私のせいだったりする?」


「小雪のせいになるってどういうこと?」


「私が結城のこと信じられないって言ったから。結城の株下げることいっぱい言っちゃったから。それで美織、すっごい傷ついたよね」



「お世辞でもそれで元気出た!とは言えないなあ」



付き合ってる人が自分のこと一ミリも好きじゃない事実ってかなり残酷だし、自分が悪いのかなーとか思ったけれど、悠李が私は悪くないって強く言ってくれたから、最果てまで堕ちずに済んだ。


私に魅力がなかったから?ドン引きする何かがあった?


考えても考えても同じ場所から進まなくて、それならもう、本当に私が悪いことはないんだって開き直れた。