青の彷徨




これから別々の3年が始まる。


朝は日が昇る前に起きて、電車で朝日を浴びる。


満員電車を人生の中で日常として体験するとは思わなかった。



地元から離れていく景色を横で流して、ドアにもたれる。





死ぬほど勉強して、県で一番の進学校に合格した。


途中から好きを忘れるためじゃなくて、ただただ合格するために。