「ちょっとー話聞いてるー?」
僕はかろうじて。
「蓮、ここだけのマル秘情報」
さっきから美織ちゃんセレクトのマル秘情報多くない!?
どっからその情報網あるん!?
「こんなこと言ったらまたお花畑とか言われるだろうけどさ、愛華ちゃんとはどこか同じにおいがするのよねー」
「……どこが!?」
小雪ちゃんと悠李くんは心底謎だって顔してる。
昔からの知り合いって考えると分かんないかもね。
だけど同志からしてみれば分かるかもしれないんだ。
「例えば、読んでる本が同じジャンルだったり、1人でいるときとか見たら何となくそう思うんだ。だから蓮も乙女的思考回路で攻めていけ!!」
「うん!」
こういうとき同志って心強いよね!
「分かりやすい告白にするんだよ!」
「うん!」
「長くツラツラ言葉並べないではっきり気持ち言うんだよ!」
「うん!」
ここまできたらメモ取りたいんだけど。
だけど美織ちゃんの言葉は表とか裏とかない。
自分の気持ちに正直な心から溢れるんだ。
メモなんか取らなくたって美織ちゃんの言葉は僕の心の底にあるような言葉なんだから。
「まだ時間はあるし……」

