「ねえ、何なの」 僕に背中を向けたまま愛華ちゃんはぼそりと呟く。 ついに言うか文句。 僕としてはちょっと文句でも言ってくれても点と点が結びつくといいますか。 「いっつもいっつも覗いてて」 え、僕!? ぐるりと僕の方を向いてどんどん近づいてくるんだけど! これは壁ドンコース来るか!? 「女子の涙が好物とか変態じゃん気持ち悪っ」