そんな空気で私はいたのに、悠李はくすりと笑う。


「そういうわけで一緒におつかい行こうか」


「あ、忘れてた」


私が今外にいる目的。


「思ったんだけど悠李はなぜこんなクソ暑い中外に?」


「急にアイスが食べたくなって」


「じゃあ私にもおごって」


「それは自分で買え」


また、歩き出す。


あったかくてぽかぽかした気持ち。


滴る汗に太陽が反射してきらめいている。


あぜ道の影にきみがいる。



そばにいられることがこんなにも幸せなんだ。


次、この道を歩くとき、私たちの関係性はどうなっているのかな。