ショッピングモールで、私は回りをキョロキョロしてしまう。人が平日だというのに たくさんいる。


「今日は何かのイベントがあるんですか?」


「ん?紅麗ちゃんはショッピングモール来た事ないの?」


「はい。いつも服は業者の人が家に大量に持って来て頂くか、デパートに向かうかでした。」


「はぁ///リアルであるのね。そんな世界が…。

ここは平日でも こんな感じで人がいるし、週末や休日はすごい人になる場所なんだよ。」


「すごい、私ワクワクします。みんな楽しそうだし。」


「可愛い///私お兄ちゃんがいるだけだから、妹とか欲しかったんだ。紅麗ちゃん、私の妹みたいに思っていい?」


「え///私こそお姉さんがいたらな…って思ってたんです。私も兄がいるんですよ。」


「じゃあさ、もう敬語とかやめてお姉ちゃんって呼んでくれる?」


「はい、あっ、うん。茉莉お姉ちゃん。」


「きゃあ///紅麗ちゃん可愛い!」


と抱きつかれながら、私は嬉しくてニコニコと笑っていた。


遠くから、誰かに見られているとは知らずに…