「変なやつだな、お前。忙しいのに笑ってるとか。こっちの作業は一段落付いたから、次は部屋に行くぞ。付いて来い。」

巴琉に付いて行くのは至難の技で…コンパスの違いからか、私は小走りで付いて行くのがやっとだった。


「何息切らしてんだ?お前体力もないのか?やっぱり小学生レベルだな、ハハ…」


悔しいけど、体力がないのだけは自信があるから、何も言えない。


「///あの、巴琉さんの歩くスピードが速すぎるんですよ。私はチビですし、少しは考えて下さいよ。」


「確かにチビだな。小学生でチビ。お前本当は何歳?」


失礼過ぎる質問に答えたくない。


「ハハ…拗ねるとか、悪かったよ。いい子だから機嫌直せよ。」


頭を撫でられるから、更に顔は剥れる。



「プー。お前…それお客様の前ではするなよ。アハハ…」


熊男の癖に、余りにも優しく笑うから ドキンとした。私、巴琉が言ってた様にかなりおかしいかも知れない…