星降る夜の月



今度は野菜をざくざく切り刻んでいく。


1口で食べるには大きいくらいに乱切りでどんどん切る。


サイコパスではないけれど、たまに、この野菜がもしも人間だったらと想像してしまう。


なんともグロテスクだ。


食べる前に食欲減退。


材料が無駄になる。


何か足りないと思ったら、玉ねぎを忘れていた。


皮を剥いて水洗いして、大きく半分に切り分ける。


「うっ……」


目が痛い。


我慢してどうにか切り分け終えた。


肉を焼いて、野菜を入れて、水でひたひたにして、カレールーを入れて煮込めば完成だ。


カレーほど簡単な料理はない。


切って焼いて煮込めば完成なのだ。


出来上がるまではテレビを見る。


久しぶりだ。


何日ぶりだろう。


付けてみると、ドラマの再放送がやっていた。


中学の時にすごく流行っていたと思う。


一応私も流れに乗って見ていたけれど、あまり面白くなかった。


病気の女の子が同じ学校の男の子と恋をして、最後は亡くなる話だった。