星降る夜の月



だいたい、いつの時代か。


亭主関白だなんて。


今時死語だ。


分かっていないのはお母さんだ。


それに、私が湊と一緒にいることも良く思っていないらしい。


一度、友達との電話で私の友人関係について話していた。


『隣の星川さんは子供のことをほったらかしている駄目な母親だから、あたしはなるべく付き合いたくない。

夏海にはもっとしっかりした友達を持って欲しい。』


どっちが駄目な母親よ。


湊は、見た目は派手だけれど中身はしっかりしている。


服装だって制服はボタンもしっかり留めているし、私服だって今なら誰でも着そうなものを着ている。


それに、湊のお母さんは自分の身なりに気を遣う余裕も無いくらいに必死に育てていた。


それをお母さんは貧乏だとか育児放棄と罵っている。


挙句の果てには汚いとまで言ったのだ。


お母さんの心の方が汚い。


溜息ばかり零れる。


本当は叫びたい。


だけど、石膏で喉が固められたかのように声が出ない。