混乱してる私をよそに彼はまたも口を開く

「俺の名前は、星村 翼【ほしむら つばさ】。よろしくね。
あっ!あと同じ学年なんだしさ敬語なんか使わなくていいよ?」

とまたまた眩しい笑顔を向けて

私に握手の手を差し出してきた。

ほしむら つばさ

なんだか

懐かしい響き…。

私はボーっと

彼の差し出した握手の手を見つめながら

アタマの中でずっと彼の名前を連呼していた…。

ほしむら つばさ

ほしむら つばさ

それが彼の名前…。