大分落ちつくと優羽はニッコリ微笑んで

「真実と空、2人ともありがとう。 2人のおかげで全部吐き出せた…。」

そう言ってくれた…。

すごく綺麗な表情だった…。

頬に一筋だけキラリと光る雫が流れていた…。

「私が昨日2人にした質問、覚えてる?」

と優羽。

覚えてるよ…。

“変わらないモノってあると思う?”

私と真実は無言で頷いた。

「私、本当に迷ってた…。 とにかく何か答えが欲しかったの…。
私は変わらないモノ…変わらない亮太の私を思う気持ちが欲しかった…。
でも変わるモノも欲しかった…。両方とも欲しかった…。 」

寂しそうに言う優羽…。