「空と真実起きたんだね?おはよ。」

『「優羽!?」』

私と真実の声が重なった。

姿の見えない優羽を探しに行こうとドアに向かったとたん,
当の本人優羽がドアを平然とした顔で開けて部屋の入口に立っている…。

『どこ行ってたの?』

そう問いかけると

「トイレに目が覚めちゃって。だからトイレ行ってただけ。」

そう答える優羽がなんだかよそよそしいような気がしたのは私の気のせい…だよね?

そんなことを思ってる私をよそに

「みんな!朝のつどい始まるよ!」

同じ班のメンバーであり班長でもある宮原さんが班のみんなにそう声をかけてくれた。