午前6時起床

晴れ晴れしい清らかな朝
空気の入れ換えのために開け放った窓から雀の鳴き声が聞こえる。

「そのクマどうしたの?」
目元を指しながら言う真実

結局4時すぎまで眠れなくて
起きてた私…。

すごい体がだるくて仕方ない。

『寝不足…』

開かない目をこすりそれだけ言うと
再度敷きっぱなしの布団に体を戻そうとする。

「こらこら!空だめだよ!また寝ちゃ!6時半から朝のつどいってのが始まるんだから!」

両肩を激しく揺らしながら
真実が私を起こそうとする。

『ん〜…眠いよ…』

なんで真実はこんなに朝早くから
元気でいられるの?

てゆうか…

『あれ?優羽は?』

さっきからいない…。

「優羽の姿私も見てないんだよね…」

『えぇ!?』

「私が起きたときにはもういなかったんだよね」

優羽どこ行ったの!?