「はいはい!わかったから!今から支度するとこだったんで先生出てって出てって!」

めんどくさそうにそう言いながら真実は水巻先生をドアまで押していた。

水巻先生は抵抗するものの
結局真実に押され続けて
外まで出されてしまっていた。

「明日も朝早いんやからちゃんと寝らなあかんで!!オールなんて許さへんからな!」

「おやすみ♪」

先生の声を遮るようにそう言うと
バタンとドアを閉めた。

真実の行動に微笑する優羽。

でも私はそれどころじゃなかった。
そんな余裕なんて少しもなかった。

ただただ星村くんにメールを送ってもいいものなのかとか
送るならなんて送るべきなのか…とか

ひたすら悩んでいた…。
おかげで布団に入っても眠れずに
ずっと携帯を手に握ったまま
気づけば眠りについていた…。

翌朝
案の定…
私の目元にはくまができていた…。