サッカーの王子様


「ごっごめん!」

そう焦った星村くんの声が聞こえた

目を開けると

真っ赤な顔をして俯きがちな星村くんが私から数メートル離れて立っていた

内心ホッとした

あのまんまじゃ私,絶対に気絶してた

だってあんなに至近距離に好きな人の顔があるんだよ?

それでも鳴り止まない心臓の音

「本当ごめんね。月岡さん」

申し訳なさそうに謝る星村くんに

私はただ見つめることしかできなくて

何も言葉を返せなかった…