サッカーの王子様


知りたいよ…

星村くんのメールアドレス…

なんて切り出せばいいんだろう?

なんて言ったら…?

でももし言ったら

私の気持ち…バレちゃうよね?

積極的にいくことをためらって何もできない私…

変わりたいのに変われない…

怖いんだ…自分が傷つくことが…

「月岡さん」

星村くんの声にハッと我に返る

気づけば地面を見つめていた

私…ずっと下向いてたんだ…

顔を上げると困ったように眉を下げて心配そうに私を見下ろす星村くんがいた…

なんだか胸がギュッと詰まった…

「月岡さん…大丈夫?」

何でだろう?

声が、言葉が出ない…

私はただ星村くんを見つめるだけ…

星村くんに心配かけたくなくて

『だ…大丈夫だよっ?』

そう言った声は震えていた

「うそつき…月岡さん…すごく泣きそうな顔してる」

何で分かっちゃうの?

なんで胸が詰まったかって…

たった今分かったよ…

涙がこぼれるからだよ…

こらえてたんだ…