サッカーの王子様


思わず私まで真っ赤になってしまい

星村君同様に座席に正座し向かい合わせになると

『いえいえいえ////』

と顔が火照るのを感じながら何度も頭を下げて謝る星村君に言い続けた。

「お前ら何してんねん?」

シートベルトをカチャッと外して体を後ろの席の私たちに向けた水巻先生が

眉間にシワを寄せてそう言ってきた…。

『あっ…いや、そのぉ』

「っちゅうかお前らふざけんなや!!」

額に怒りマークが付きそうな顔をしてそう言ってきた。

「『へっ!!?』」

星村君と私は2人して間の抜けた声を同時に出してしまった。

驚いてお互いに顔を見合わせるけどすぐに逸らす。

やっぱりなんだか

まだお互いに恥ずかしくて気まずい感じが抜けない。

「靴のまんま座席に乗んなや!!俺の愛車が汚れてまうやろ!(怒)」

「『すいません!!』」

またも2人そろって同時に言葉を発し体制を元に戻した…。

「ハァ…もうええから、とっとと降りろや!!」

大きなため息をついて呆れたようにそう言った。

「『はい!!』」

同時にそう返事をしてから私と星村君はボストンバックを持ち急いで車を降りた。