サッカーの王子様


「月岡さんも寝坊したの?」

車が発車したと同時に

星村君が隣に居る私の方を見てそう問いかけてきた。

私も星村君の方に顔を向ける。

『あっ…いや…そのっ…ねっ寝坊ではないっ…かな?』

とにかくかみまくる私

そんな私と星村君の間に割り込むように水巻先生が

「星村!!お前と一緒にすんなや!!月岡は家族の事情で遅れてんねん!!」

と運転しながらミラーでチラッとこっちを見ながら言った。

ってゆうか星村君寝坊だったんだ。

だから寝ぐせがついてたのかな?

「どうせ俺は残念寝太郎ですよ。」

ツンと唇を尖らせて

ムスッと頬を膨らまして

子どもみたいな顔をして
言う星村君。

なんていうか、

…////可愛いです。

でも…星村君いま…

“残念寝太郎”

って言わなかった?

それって多分…

“三年寝太郎”

のことだよね?