サッカーの王子様


ラジオも音楽もついてない静かな車内に

ポツンと1人残された私

星村君の姿を朝から見れてすごく嬉しいんだけど

やっぱりさっきのことが気がかりで

ずっと引っかかってる。

だって私の顔見てから

お母さん言い直したよ?

しまった…みたいな顔して。

でも…私がいくらこのことを気にかけても

誰も教えてくれない。

その場しのぎに何か言ってごまかす。

『……。』

いくら考えても意味ない

何か隠してんのかな?

お母さんと水巻先生…

でも…隠すようなことなんて何もないよね。

そんなことを1人

残された車内で

ウジウジ考えていると

ドアが開いて

眩しい光と生暖かい風が

車内に入ってきた…。