サッカーの王子様


「じゃあ恭ちゃん…じゃなくて!水巻先生空のことお願いしますね?」

何やら慌てて言い直したお母さん…

ん?恭ちゃん?

今お母さん…水巻先生のこと…

恭ちゃんって言わなかった!!?

私の顔見てすぐに言い直してたけど…。

「あ…はい!任せてや~!!」

一瞬水巻先生は固まってしまったけれど

すぐに元に戻っていた…

なんとも言えない微妙な空気…

そしてお母さんは軽く会釈すると私に手を振って帰って行った…。

「俺たちも行こか?」

車のキーらしきものを人差し指でクルクル回しながら言った

『はい…。』

頭の中にぐるぐる渦巻く疑問…。

恭ちゃん?

なんでお母さんは水巻先生をそう呼んだの?

『水巻先生…』

職員用駐車場に着くと

車のドアを開けてる水巻先生に声をかけた…。