サッカーの王子様


『まずいよ~!!どうしよう?』

オロオロしながらブツブツ言ってると

「空!!」

急に真剣なお母さんの声が聞こえた…

『へっ?』

お母さんに目を向けると

「私が送って行ってあげるから大丈夫!!」

私の肩にポンと手を置いて可愛くウインクする…

『ほっ本当に!?』

お母さんの手を両手で掴んでそう言うと

しっかりと頷いてくれた…

よっ良かった~

確か学校に集合する時間は06:30だけど

バスの出発時間は07:00なんだよね!?

集合時間には間に合わないけど出発時間には間に合うかも!!

私はホッと胸をなで下ろした…

そして車のキーを手に持って先に外に出たお母さん…

後に続いて私も靴を履いて外に出る…

まず車の後ろの席のドアを開けた…

そしてそこの席にボストンバックを置く

その後助手席に座ってシートベルトをしめる…

お母さんは既に運転席に座っていて

もう車のキーも差し込んでるしシートベルトもしめていて準備万端な状態…

私が車に乗りこむのをじっと待っていた…

私がシートベルトをしめたことを確認すると

「じゃあ発進させるよ」

そう言ってハンドルに手を伸ばした…

『うん!!』

私が返事をすると同時にエンジンがかかって車が発進しだした…