サッカーの王子様


「えっ!?ちょっと空大丈夫?顔青ざめてるよ!?」

私の顔をみたお母さんが心配そうに言う…

そりゃあ青ざめますよ。

あと5分で学校に着かなきゃならないと知ったら…

いくら近場の公立高校に通ってるとはいえ

家から学校まで少なくとも15分はかかる…

『お母さん…時計みて?』

玄関に置いてある時計を指差して言う私…

まだ心配そうな表情を浮かべながらも

時計へと目を向けるお母さん…

そして

「えっ!?」

小さく声を漏らした…

「確か…集合時間って…」

『06時30分だよ…』

そう…集合時間は06時30分…

そして現在(イマ)の時刻

06:25分…

しかももう26分になろうとしてる…

ダメだ…どうあがいても
完璧遅刻…

ってゆうかもう26分になったし…

4分以内に着くなんて絶対に不可能…

5分でも無理があるんだから…

「翔檎!!翼!!そろそろ空を解放してあげなさい!!」

焦ったようにお父さんとお兄ちゃんに言うお母さん…

ちなみに翔檎はお父さんの名前…