サッカーの王子様


パタパタと音を立ててキッチンからお母さんが玄関に姿を現した…

「行ってらっしゃい!!空…寂しいけど…泣かないのよ?」

心配そうにそう言うお母さん…

いやいや、泣かないよ。

確かに寂しい気持ちはあるけどさ、

もう高校生なんだよ!?

普通に大丈夫だよ。

『大丈夫だよ?お母さんこそ心配しすぎ。もうこんなことで泣くほど子どもじゃないし!!』

苦笑いを浮かべてそう言うとお母さんも

「そうよね…」

と言って小さく笑った

お母さんと2人玄関で笑い合っていると

「空~!!」

そう声が聞こえるとドタドタと音を立てて

さっきまでキッチンで椅子に座って

コーヒーを飲みながら新聞を読んでいたお父さんが玄関に来た

えっ!?お父さんまで!?

驚く私をよそに

「空~!!パパも寂しいぞ~」

そう言って抱きついてきた…

お父さんも甘えんぼうな性格な人だ…

いつもはクールで年上気取ってる感じなのに…

抱きつくお父さんの頭をお母さんが撫でてやっている…

身動き取れない私…

だってお父さん大きいんだもん…力も強いし…

本当にお似合いだな~

お父さんとお母さん…

若くて可愛いお母さん

若くてカッコイいお父さん…