『優羽眠そうだね?』
お弁当をいつもよりゆっくり食べている優羽にそう声をかけた…
「うん…眠い…」
そう言いながら目をこすってあくびをする…
私と真実はもう既にお弁当を食べ終わっていた…
優羽は最後に食べ終わることが多いんだけど
今日はいつもよりスローペースだった…
「寝不足なの?」
不思議そうに聞く真実…
すると
優羽はコクッと頷いた
「まぁ寝不足っていうよりも早起きしたせいもあるかな?そのせいで寝不足…」
言葉がぐちゃぐちゃな優羽…
多分眠すぎて頭の回転が思った通りに進まないんだろう…
『でも…なんで早起きなんかしたの?』
私がそう聞くと
「お弁当…作るために…」
とまたもあくびまじりに言った…


