サッカーの王子様


「うん!ってゆうか泣き止んだね?タオル…もういらなかったかな?」

首を傾げて困ったように

笑って言う星村君…

『そっそんなことないよ!まだほっぺたとか涙で濡れてるし!』

そう言って受け取った

タオルで遠慮がちに

涙のあとを拭いていく…

星村君の親切くらい

快く受けないと…

それが今の私にできる

唯一の感謝のしるし…