サッカーの王子様


「でも、翼。お前よく分かったな?俺のこと…。」

「俺もビックリ(笑)
なんとなく分かったんだよな~。 確かに話し方とかスッカリ変わっちまったけど面影が…な?」

「そんなもんなんか~? 俺全然分からへんかったで!! お前が話しかけてくるまでは。空も分からんかったし…。」

「母さんたちには会ったか? 恭兄のこと話したら会いたがってたぞ?」

「ホンマか!? そりゃあ嬉しいなぁ。 じゃあお前の母ちゃんが起きてくるまで俺はココで待っとくか?」

「いや!! それはダメ!! 何のために朝早くに呼んだと思ってるんだよ!!空が起きた時恭兄がいたら混乱するだろ? 」

「そっか…。それもそうやな…。」

「恭兄どうしたの? そんなにショックだった?」