星村君がベンチに座ったのを見る。

私は困った。

隣に座ってもいいのかな?

でも他に座るとこないし…。

私はソワソワして落ちつかず、

キョロキョロと周りを見回した。


「どうしたの?」

キョトンとした顔で不思議そうに聞いてくる。

『どっ…どうしたのって…そのぉ~』

私は緊張して、
なかなか言葉を発せずにいると、

「ほら、座りなよ?」

と笑顔で言った。