サッカーの王子様


胸が激しく波打つ…。

ドキドキが収まらないよ…。

ほっぺたの熱がまた上がるのも分かる…。

そんな私に気づくはずもない星村君は、

「じゃあ、行こっ!」

そう言って、また前を向いて歩き出す。


私は、不思議な気持ちとドキドキする気持ちを持ちながら、

星村君の斜め後ろを歩いて、付いていく…。