サッカーの王子様


「あのさぁ」

急に星村君が立ち止まった。

『えっ?』

星村君の大きな背中を見つめてた私は、

急に立ち止まった星村君を不思議に思いながらも、

私も立ち止まる。

星村君は辺りを見回して、

誰もいないのを確認すると、

「ちょっと話、聞いてくれるかな?」

と言って振り向いた。