サッカーの王子様


そしたら優羽が答えてくれて

「3組だよ!」

と教えてくれた。

へぇ~ちょうど真ん中のクラスじゃん

そんなことを思いながら

3組のクラス表が張り出されてる前まで行くと

クラス表の名前欄を上から順に

ゆ~っくりと見ていく。

そしたら3人の名前が!!

私はあまりにも嬉しくて

『ホントだぁ!すごい嬉しい~』

と言って後ろにいた2人に抱きついた。

真実は私のいきなりの行動に
かなり驚いていた。

でもすぐに

「わたしも嬉しいよぉ~!!」と言って

抱きしめ返してくれた。

優羽は真実とは正反対な反応で

こんなのもう慣れてるよ

って感じで薄ら笑みを浮かべ冷静だった。

さすが長い付き合いなだけある…

そんなことを思ってた私に呆れたように

「あのさ~気持ちは分かるんだけど、友情ごっこはせめて人ごみから離れた所でしない?」

と言った優羽…。

優羽の言葉で我に返った。

ハッ!?そういえばここってクラス表の前しかも人ごみの中

急に私は恥ずかしくなり2人からすぐに離れて

人ごみを掻き分けるようにして

急いでその場から逃げた。

もともと

目立つことがキライな私…

今‥絶対顔真っ赤だ…

恥ずかしい…

私の頭の中はそんな想いだけ…