サッカーの王子様


星村君はもう帰り支度をしていた。

最後に思いっきり

サッカーボールを

サッカーゴールに向かって

シュートしていた。

綺麗にストレートにまっすぐ入った…。
それはまるで

星村君そのものを

表したようなシュートだった…。

まっすぐでストレートで

ひねくれてない…。

まさに理想的だよ…。

グランドに照らされているライトで

星村君の顔がみえた…。

星村君はシュートが入ったのを

満足そうに眺めて

微笑んでいた。

その微笑みは

とても優しくて

どこか切なげで

綺麗だった…。