あたりがザワザワとして、 みんなが帰って行く気配がする。 その気配で我に返る…。 それでもしばらくその場から座り込んだまま、 動けなかった。 そして、 そろそろ帰ろうと思い、 立ち上がった途端、 聞き覚えのある音が…。 背後から…。 ボールを蹴る音…。 グランドの砂を蹴って走る音…。 振り返らなくても、 分かる…。