サッカーの王子様


すると真実は

「うん!!いいよ~★行こっか♪」

と言った。

優羽は眉間にシワを寄せ

「またあの人ごみ戻るの!?
イヤだなぁ…。」

私があからさまにしょんぼりわざと
肩を落とすと

「でもまぁ、空の為だしね。
イヤだけど行くよ。」

とため息まじりにそう言ってくれた。

私は

『2人ともありがとう☆
自分の目でみたら喜び倍増するじゃん?
じゃあ、行こっか』
と言った。

真実は「うん!!行こ♪」

と言ってくれた。

優羽は呆れきった様な顔で

「喜び倍増ねぇ…。」

そう言って笑った。


そして人ごみの中掲示板に張り出されてる
5枚の紙を見つけた。

“へぇ~。1組~5組まであるんだ。”

私は優羽と真実に

『ねぇ、私たちって何組なの?


と聞いた。