『ほっ星村君?』

私だって…恥ずかしいよ…。

星村君におんぶされていながら、
寝てるからってフラフラして落ちそうになってたなんて…。

「でも、1回だけだったから…。 それにちょっとかすった程度だからさ、安心して? ただ、太ももの裏を持ってたことは…どうしようもなくて…。」

と顔を上げて続けた。

顔、真っ赤だよ?

星村君も緊張したのかな?

太ももの裏を持ってたのは仕方ないよ…。

おんぶするときは誰だって、
太ももの裏を持ってあげるんだから…。

改めて言われると、こっちが恥ずかしくなってしまう…。