サッカーの王子様


『ちっ違うの!! わっ私…が用があるのは、ほっ…星村君なの!』

言いながらほっぺたの熱が上昇する…。

その熱は、だんだん熱くなって、上昇すると、私の顔が真っ赤なことを知らせる…。

「あっ!!俺? どうしたの?」

その笑顔…。

直視できない…。

思わず俯いてしまう…。

急に俯いてしまったので、

「まだ具合悪い?」

と心配そうな声で聞いてきた…。

俯いてるから、
見上げる高さにある星村君の顔は、
どんな表情をしてるのかは、分からない。