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「お姉ちゃん?!お姉ちゃん!!しっかりして!!
誰か助けてください!!お姉ちゃんが!!」
美羽は、泣きながら僕を小さな身体で支えて、助けを呼んだそうだ。
しかし、満員電車だ。誰も動けない。
「うるせーな・・・。このっクソチビ!!」
「いやっ・・・・!!」
さっきの男が美羽を殴ろうとした時。
ガシッ!!
「小さい女の子を殴るとか、どんだけ心狭いの?
マジ、見てらんねー。てか、悪いの確実にお前だろ。
そんなキモイ、オッサンにはお仕置きでーす。」
と言って男の股間を思いっきり蹴って駅のホームに飛ばしたらしい。
「大丈夫か?ここで寝てんの、お前の姉ちゃん?
重いだろ。小さいくせして、すげーな。お前つぶれるだろ。」
そう美羽に言って、僕の体を持ち上げた。
「コイツの学校、俺と一緒じゃん。丁度いいや、見ねー顔だし学校まで案内してやるよ。おチビちゃん!」
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