それから二学期が始まって、先輩はバイトを優先するようになった。
サークルは暇を持て余した私が1人入り浸ってることが多くなった。
私は、友達のサユキとお昼を食べることも増えた。今までは週に3回ぐらいは先輩と食べていたのに。
「最近、彼氏がさ……」
最後はノロケ話になると確定した愚痴を笑いながら聞く。幸せ者というかなんというか。
「でさぁ、好きってなんだろうね?愛してるよりも安いのかな?でも、愛してるって重いし…彩葉、どう思う?」
「ええ?えっと…」
と言われてもっと苦く笑いを返す。
また、次のノロケ話に移って、安心する。
好き…愛してる…
英語では息をつくように愛してるって言うのに、日本語では、好きさえお父さんが言っているのを聞かない。
変な感覚だ。異文化の違い?
好きは安いのか…。
結局、分からなかった。
それから、ご飯を食べ終わって、講義はもう今日はないので大学を出ようと1人で歩いていると、
「いーろはっ」
「朝倉先輩っ!」
「帰り?お疲れ様」
「先輩こそ、お疲れ様です」
バイトだけだと言っていたからか、いつもよりラフな格好だ。
サークルは暇を持て余した私が1人入り浸ってることが多くなった。
私は、友達のサユキとお昼を食べることも増えた。今までは週に3回ぐらいは先輩と食べていたのに。
「最近、彼氏がさ……」
最後はノロケ話になると確定した愚痴を笑いながら聞く。幸せ者というかなんというか。
「でさぁ、好きってなんだろうね?愛してるよりも安いのかな?でも、愛してるって重いし…彩葉、どう思う?」
「ええ?えっと…」
と言われてもっと苦く笑いを返す。
また、次のノロケ話に移って、安心する。
好き…愛してる…
英語では息をつくように愛してるって言うのに、日本語では、好きさえお父さんが言っているのを聞かない。
変な感覚だ。異文化の違い?
好きは安いのか…。
結局、分からなかった。
それから、ご飯を食べ終わって、講義はもう今日はないので大学を出ようと1人で歩いていると、
「いーろはっ」
「朝倉先輩っ!」
「帰り?お疲れ様」
「先輩こそ、お疲れ様です」
バイトだけだと言っていたからか、いつもよりラフな格好だ。

