午後からの仕事は あまり
身が入らず…
少し ダラダラしていた…
ヒカル「今日は 最終日だね?…」
「ああ、そうだな」
ヒカル「……いろいろ ありがとう」
「………………」
ヒカルは 俺に 背を向けたまま
そう言った…
ヒカル「……あー! やっと! 終わりかー」
「……………」
ヒカルは こちら側を
見ようとはしなかった…
その 後姿は 寂しくも見えた…
「はあ~ やっぱり!
ガサツな女より おしとやかな女と
仕事したいもんだな」
ヒカル「そうだね……
ユウジロウには、そういう子の方が
合うかもね。」
ようやく ヒカルは こちらを見た。
「まあ、ホント! いろいろあったけど
ありがとな!」
ヒカル「……いろいろかぁ。
ホント!
迷惑ばっかりかけてね!」
「そうかもな」
それから数時間、
仕事が終わるまでの
時間の進みが 凄く早く感じた。
ヒカル「終わったね?」
「終わった」
これで ヒカルと一緒に 仕事できない
そう思えば 思うほど
胸が痛かった……
ブォーン!
キィーーー!
バタン!
無情にも トラックは 会社に到着した
ヒカル「……じゃあね。
これで お別れだね…」
「俺が 本採用になれば、また
会えるだろ?」
ヒカル「……頑張ってね。………!
私、黙っていたけど
今日で、会社辞めるの、」
「あは?.. 」
ヒカル「ユウジロウが来る前に
決めていた事なの……
だから、どっちにしても
会社は辞める……」
「じゃあ、俺が、本採用になっても
ここに…、この会社に、
もう いないんだな…?」
ヒカル「…うん」
「わかった。……………
じゃあな、元気でな。」
俺は この言葉を最後に
ヒカルと別れ、
社長室に向かった。
(もう会う事もない………
引き止める事もできない……
俺の 恋なんて、
俺の 愛なんて、
無力……)
トントン……!
社長「はい、どーぞっ!」
「失礼します。」
社長「おう! 石原君! お疲れ!」
「お疲れ様です」
社長「早速だが、こちらから 先に
言わせてもらうぞ、
君の 仕事ぶりは、ヒカルから
いつも 聞いている。」
「……はい、」
社長「それで うちとしては、
君を…
本採用したいんだ」
「ありがとうございます。」
社長「…で、石原君は 一週間
仕事してみて、どうだった?」
身が入らず…
少し ダラダラしていた…
ヒカル「今日は 最終日だね?…」
「ああ、そうだな」
ヒカル「……いろいろ ありがとう」
「………………」
ヒカルは 俺に 背を向けたまま
そう言った…
ヒカル「……あー! やっと! 終わりかー」
「……………」
ヒカルは こちら側を
見ようとはしなかった…
その 後姿は 寂しくも見えた…
「はあ~ やっぱり!
ガサツな女より おしとやかな女と
仕事したいもんだな」
ヒカル「そうだね……
ユウジロウには、そういう子の方が
合うかもね。」
ようやく ヒカルは こちらを見た。
「まあ、ホント! いろいろあったけど
ありがとな!」
ヒカル「……いろいろかぁ。
ホント!
迷惑ばっかりかけてね!」
「そうかもな」
それから数時間、
仕事が終わるまでの
時間の進みが 凄く早く感じた。
ヒカル「終わったね?」
「終わった」
これで ヒカルと一緒に 仕事できない
そう思えば 思うほど
胸が痛かった……
ブォーン!
キィーーー!
バタン!
無情にも トラックは 会社に到着した
ヒカル「……じゃあね。
これで お別れだね…」
「俺が 本採用になれば、また
会えるだろ?」
ヒカル「……頑張ってね。………!
私、黙っていたけど
今日で、会社辞めるの、」
「あは?.. 」
ヒカル「ユウジロウが来る前に
決めていた事なの……
だから、どっちにしても
会社は辞める……」
「じゃあ、俺が、本採用になっても
ここに…、この会社に、
もう いないんだな…?」
ヒカル「…うん」
「わかった。……………
じゃあな、元気でな。」
俺は この言葉を最後に
ヒカルと別れ、
社長室に向かった。
(もう会う事もない………
引き止める事もできない……
俺の 恋なんて、
俺の 愛なんて、
無力……)
トントン……!
社長「はい、どーぞっ!」
「失礼します。」
社長「おう! 石原君! お疲れ!」
「お疲れ様です」
社長「早速だが、こちらから 先に
言わせてもらうぞ、
君の 仕事ぶりは、ヒカルから
いつも 聞いている。」
「……はい、」
社長「それで うちとしては、
君を…
本採用したいんだ」
「ありがとうございます。」
社長「…で、石原君は 一週間
仕事してみて、どうだった?」
