side晃

「……き……ぁき！ーき！ぁき！あきってば！！」

「っ？！」

「どうしたの？お寿司美味しくなかったの？」

「……いや、なんでもない。」

空想ってなんでもできるのに、こいつにはなんも出来ないんだな……

そう思った途端、自分の行動力の無さに激しく後悔する。

「……なんか、変だよ？」

「大丈夫だから。」

「…そう？？ならいいけど…ふふっおいしっ」

「……っそーか？」

ほんと、美味しそうに食べるな…

「だって美味しいんだもん！ほら、」

「んぐっ」

「ね？美味しいでしょ？？」

「……ｺｸｯ」

「へへへっ」

ヘラヘラしやがって…好きなやつの笑った顔は
男でも拷問だっての。

……絶対いつか犯してやるっ

─本音を教えて─(終)