ある休みの日、突然やってきた一本の電話

「は?!ちょっと、急だって!……まぁそうだけど、
……いや、…………分かったよ。うん、じゃーね。」

「……どうしたの?慌ててたけど、」

「翼、……もう、一緒に住めないかもしれない」

「え?!……じゃあ母さん達が帰ってくるの?」

「あぁ」

「いつ?」

「来月の11日。まだ予定だけどな」

「…そっかぁ。もう、晃と一緒に住めなくなるね…。」

「また会えるだろ。それに、まだ1ヶ月あるから」

「うん…っ」

「だから、大丈夫だよ」

「……((強く抱き締める」

「…不安?」

「コクッ」

「なんで?」

「浮気、とか……」

「翼、俺は翼以外見えない。」

「……信じる」

「おう。」