人形の君に心をあげる。




「わかんねえ奴は、俺の態度が気に入らないだのほざいて、すぐに俺に牙を向いてきやがる」




...ずいぶんと嫌味な言い方だな



俺も、てめえより力があったら一発殴りてえくらいだけどな...




でも、それができないことを俺自身でも分かってる。


こいつがどれほどの奴か、確かめたわけじゃなくても、何か仕掛けたところでどうせ返り討ちにされることくらいは...



むかつくけど、かなわない。


それがすごく悔しい。



そんな腹立たしさを隠すように拳を固く握った。




男はそんな俺を見て軽く鼻で笑う。



「ついでにその”度胸”も買ってやるよ。」




俺の挙動を見て、面白がってる...



...チッ


止められないイラつきが自然とあふれ出る。





男は感情をあらわにする俺を見て、満足げな顔で



「気に入った。お前は、俺が育ててやるよ。」



そう言った。