「合格だ」
男はベッドから立ち上がり、俺に向き直ってそう言った。
「...」
俺には何が何だかさっぱり分からない。
だけど、そんな困惑する俺をよそに男は続ける。
「その回復力、そして、その洞察力、どちらもこの仕事には欠かせない素質だ。」
「回復力...洞察力......?」
俺はやっぱり意味が分からなくて、男の言葉の意味を問うようにただ繰り返すことしかできない。
「ああ、そうだ。まさか、全身にあれだけの傷を負っていて、次の日に歩き回っているとは想像もしなかった。」
その言葉に、最初に男が部屋に入ってきた時のことを思い出す。


