毎日恋した。

「は、離して!」


「わっ!俺だよ!」


へ?


よく見るとそれは英二だった。


「英・・・二」


フッと全身の力が抜けた気がした。

すごく安心したから。


「馬鹿!どこいってたの!」

あたしはほぼ半泣きの状態。

ホントにどうなっちゃうのかと思ったんだから。


「えー、幸紀らはプールに行ってる間俺がここで待ってることになったんだが、途中でトイレに行ってたから」


がしがしと頭をかく。


とにかく、迷子ではなかったんだね。


ほっと一安心。


「まぁ、あいつらいつ帰ってくるかわかんねぇし先食っとこうぜ」


「う、うん」


あたしはすっとポテトを差し出した。