「おっはよ~!プリ持ってきたよ!」


「おはよ幸紀」


幸紀は素早く自分の席に着き、上手く切り分けられてるプリクラを出す。


「ねぇ取っていい!?」


「あぁ、いいよいいよ。どうせあいつらどれでもいいって言うだろうし」


「じゃあ」と言ってあたしが落書きしたプリクラが大きいのにした。


「これぇー!」


「じゃあ幸紀はこれ!」



その時丁度二人がやって来た。


「あ、おはよ二人とも。二人はおまけプリで良いよね?」


「はっ!?百円も払ったのにおまけプリかよ!」


辰也は幸紀の言葉に驚いた。


そりゃ当たり前か。


「いいんじゃねえの?俺はフツーのやつ貰うけど」


英二はそう言ってプリクラを取った。


「はぁ!?」


「はーい♪これ辰也の!」


幸紀が渡したのはもちろんおまけプリ。


「ふざけんなぁ!」


あはは、と教室に笑いが響く。

毎日笑いが堪えない日々、楽しかった。