着いた病院は本当に大きくて、それが余計に嫌な予感を感じさせる。
中に入り、受付の人に勇気を持って聞いてみた。
「月野 晴樹(つきの はるき)さんの病室を知りたいのですが……」
『そんな人、いませんよ』って言って、変な目で見られるだろうと思っていた。
そう願っていた。
だけど思った通りにはならなくて……
「月野晴樹様は724号室です」
と、病室の番号が返ってきた。
嫌だ、嫌だ。
本当に彼は……晴樹はここにいた。
骨折?
怪我?
じゃないと入院なんてしない。
だからお願い、どうか……
そうであってほしい。
怪我以外のものだったら、と思ったら怖くてたまらない。
私は何を望んでいたのだろう。



