結局、図書委員の男子は村田に決まった。
あれから多くの生徒に心配されたが私自身、特に気にしていなくて大丈夫だと伝えた。
そして図書委員担当の先生が、各クラスの仕事日程を決め、私たちのクラスは水曜日の放課後になった。
その日は七時間で時間も少ないため、私たちは単独での仕事となってよりみんなに心配された。
やばい、とは聞いていたけどまさかここまで心配されるほどだとは思っていなくて正直驚いた。
だけど委員会が決まった日も、村田と一度も言葉を交わしていないため、どうせこないだろうな、とあまり期待はしなかった。



