ーーー少しして落ち着いた頃、ようやく村田が私を離した。
ダメだ、授業が始まってしまう。
「ごめん、村田。
恥ずかしいところ見せて」
そう言って立ち上がろうとしたら腕を掴まれた。
「泣いて、それで終わりなのかよ」
「え……」
「それでお前はもう大丈夫なのか?」
私を見つめてくる村田の瞳は真っ直ぐで。
そらしたくなるほど綺麗だった。
「……っ」
大丈夫じゃないけど、そんなわがまま言ってられない。
「う、ん…大丈夫だよ」
「……バカだな、マジで」
ため息をつく村田。
と思えば私の腕を離した。
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