どこまでもバカっていうか、優しすぎるっていうか。
だけどその優しさは私の心を温かくさせる。
村田といると温かい気持ちになることが多いんだよね。
初め、嫌っていたのがまるで嘘のようだ。
先を歩く村田を追いかけるため、私は立ち上がった。
その後二人で屋上を後にする。
教室に戻ると日は沈みかけていて、夕焼けが綺麗だった。
青空もいいけど、夕焼けも綺麗だなって思いながら荷物を整理する。
そういえば朝みた夢も夕日が海を照らして綺麗で………
「あ……」
そういえば私、夢みてない。
屋上で寝てた時、夢をみずにぐっすり寝てた。
どうしてだろう……と思いつつ、理由はなんとなくわかっていた。



