お前を笑顔にしたいだけ





だって無断欠席したってことでしょ?



そもそも……



「じゃあ私を置いて村田は授業戻れば良かったじゃん!」



村田まで巻き込んでしまうなんて。



「自分より俺の心配かよ」



「当たり前でしょ。安心して。
明日先生に話すから!」



こうなったら怒られてやるし、反省文も私だけ書く。



そう覚悟を決めたのに…



「逆だろ、そこは。俺、こういうの慣れてるから俺のせいにすればいい」



なんてことを言い出す村田。



「いや、おかしいでしょ!?」



「これが普通だろ。そもそもお前のせいなんて誰も信じねぇよ。


なら俺のせいにしたらいいし、どうせ反省文とか俺やらねぇし」



そう言って村田は軽々しく立ち上がる。



「それに無理に寝かせようとしたのは俺だから」



早く教室に戻るぞ、と続け、先に歩き出してしまった。