お前を笑顔にしたいだけ





「心配する必要ねぇよ。
とっくに授業の時間なんて終わってるから」



「……え?」



村田の衝撃的な言葉に頭がフリーズしてしまう。



今、村田はなんて…?



そして今度はポケットに入ってあるスマホを手に取る。



恐る恐る時間を確認してみれば……



「う、そ……!?」



村田の言う通り、とっくの昔に六時間目の授業が終わっていて。



汐から【大丈夫?どこにいるの?】というメッセージもきていた。



ついでに言うと、最終下校時刻も近づいてきていて……



「な、んで起こしてくれなかったの…!?」
「寝不足の人間起こす方がおかしいだろ」



やっぱり寝不足ってバレてたんだ……って、それどころじゃない。



ここで優しさを見せてきた村田。
でもその優しさは今の私にとったら苦しいよ!?